专利摘要:
迅速に分解するアンカーを備えた閉塞器具、閉塞器具を搬送するシステム、およびこれらを製造及び使用する方法。体腔の開口部を閉鎖するための例による閉塞器具は、プラグ、迅速に分解するアンカー、およびプラグをアンカーに連結させる縫合糸を含む。迅速に分解するアンカーは体腔内にて約30日以内に分解する。プラグの少なくとも一部は体腔の外側表面に隣接して位置される。迅速に分解するアンカーの少なくとも一部は、体腔内に位置される。
公开号:JP2011512953A
申请号:JP2010548854
申请日:2009-02-26
公开日:2011-04-28
发明作者:ソガード、デイブ;マーティン、ウィラード
申请人:ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc.;
IPC主号:A61B17-12
专利说明:

[0001] 本発明は体腔の開口部を閉鎖するための閉塞器具、閉塞器具を搬送するシステム、ならびにこれらの製造方法および使用方法に関する。より詳細には、本発明は、迅速に分解するアンカーを有する閉塞器具に関する。]
背景技術

[0002] 心臓および脈管系疾患は、米国および世界にわたって主要な課題である。アテローム性動脈硬化等の症状により、血管は閉塞され、狭小となる。この閉塞により心臓の酸素化が不充分となるが、血液のくみ出し作用を保持するために心筋は十分に酸素化される必要があるため、これは重大な結果を生じる。]
[0003] 閉塞、狭窄、或いは狭小となった血管は、経皮経管的血管形成術(PTA)、経皮経管的冠動脈形成術(PTCA)、およびアテローム切除術を含む多数の比較的侵襲性の低い治療により処置される。血管形成術は通常バルーンカテーテルの使用を含む。バルーンカテーテルはバルーンが狭窄した部位に隣接して位置されるようにガイドワイヤを伝って前進される。バルーンは続いて膨張され、血管の制限部位は開放される。アテローム切除術の処置中に、狭窄部位は、アテローム切除用カテーテルを使用して血管壁から機械的に切り取られる。]
[0004] 上述した非侵襲的な治療は通常大腿動脈に形成される開口部を通して血管系にアクセスする。明白な理由により、処置が完了したときに大腿動脈の開口部は閉じられる必要がある。この閉じる処置は損傷した部位に直接圧力を作用させる工程を含む。これに代えて、動脈の閉鎖を補助すべく器具が使用されてもよい。]
発明が解決しようとする課題

[0005] 幅広い医療器具が治療目的、例えば非侵襲的な治療目的のために開発されている。これらの器具のうちいくつかは、大腿動脈等の体腔の開口部を閉鎖するための器具を含む。公知の医療器具はそれぞれ所定の効果および課題を有する。これに代わる医療器具、ならびに医療器具のこれに代わる製造方法および使用方法が継続的に要求されている。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明は、迅速に分解するアンカーを備えた閉塞器具および閉塞器具を搬送するシステムの設計、材料、製造方法、およびこれらに代わる使用に関する。体腔の開口部を閉鎖するための例による閉塞器具は、プラグ、迅速に分解するアンカー、およびプラグをアンカーに連結させる縫合糸を含む。迅速に分解するアンカーは体腔内にて約30日以内に分解する。プラグの少なくとも一部は体腔の外側表面に隣接して位置される。迅速に分解するアンカーの少なくとも一部は、体腔内に位置される。]
[0007] 体腔の開口部を閉鎖すべく閉塞器具を開口部に搬送する例によるシステムは、シース、シースに位置される閉塞器具、および閉塞器具に隣接するシースに位置される押圧部材を備える。閉塞器具は、プラグ、迅速に分解するアンカー、およびプラグをアンカーに連結する縫合糸を備える。迅速に分解するアンカーは体腔内にて約24時間以内に分解する。押圧部材は、閉塞器具をシースから前進させることにより退出させる。]
[0008] 体腔の開口部を閉鎖する例による方法は、閉塞器具搬送システムを提供する工程、シ—スの一部を体腔内に位置させる工程、閉塞器具を押圧部材により前進させることによりシースから退出させる工程、閉塞器具により体腔の開口部を閉鎖する工程、および体腔からシースおよび押圧部材を取り払う工程を含む。システムは、シース、シースに位置される閉塞器具、および閉塞器具に隣接したシースに位置される押圧部材を備える。閉塞器具は、プラグ、迅速に分解するアンカー、およびプラグをアンカーに連結する縫合糸を備える。迅速に分解するアンカーは体腔内にて約24時間以内に分解する。押圧部材は、閉塞器具をシースから前進させることにより退出させる。]
[0009] 上述した課題を解決するための手段は、本発明の各実施例や全ての実施を開示することを意図したものではない。図面、および発明の詳細な説明において、上記実施例をより詳細に後述する。]
図面の簡単な説明

[0010] 体腔の開口部に位置され開口部を閉鎖する、一例における閉塞器具を示す一部破断平面図。
アンカーの一例を示す側面図。
図2の線3−3における断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
別例によるアンカーを示す断面図。
体腔の開口部に閉塞器具を搬送する器具の一例を示す側面図。
体腔の開口部に閉塞器具を搬送する、図9に示す搬送器具を示す部分断面図。
体腔への閉塞器具の配置を示す部分断面図。
体腔への閉塞器具の配置をさらに示す部分断面図。
体腔の閉塞器具を示す部分断面図。
アンカーが分解した、体腔の閉塞器具を示す部分断面図。
別例によるアンカーを示す側面図。] 図2 図9
実施例

[0011] 本発明は、添付の図面を参照して本発明の様々な実施例の詳細な開示を考慮してより完全に理解される。
本発明は、様々な変形および本発明に代わる形態の影響を受けやすいが、その仕様は図面の例により示され、後述される。しかしながら、本発明は、開示される特定の実施例に限定されるものではないものといえる。逆に、本発明は、発明の精神および範囲内にある限り、全ての変形、均等物、および代替物を含む。]
[0012] 特許請求の範囲や本明細書中において特に異なる定義がなされない限り、後述する用語の定義が適用される。
ここで全ての数値は特に明示されない限り用語「約」によって修飾されるものとする。用語「約」は通常当業者が記載された数値と均等と考える数値の範囲を示すものとする(すなわち、同じ機能や結果を有する)。多くの例において、用語「約」は最も近い有効な桁に四捨五入される数を含む。]
[0013] 端点による数値範囲の記載は、範囲内の全ての数を含む(例、1乃至5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、および5を含む)。
本明細書および添付の請求の範囲にて使用されるように、「1つの」および「その」の単数形は、特に明確に記載のない限り複数のものを示すものとする。本明細書および添付の請求の範囲にて使用されるように、用語「または」は、特に明確に記載のない限り「および/または」の意味で使用されるものとする。]
[0014] ここで使用されるように、用語「糖類」は、例えば4つ(四炭糖)、5つ(五炭糖)、6つ(六炭糖)、7つ(七炭糖)以上の炭素原子を有する単糖類、二糖類、オリゴ糖、および多糖類を含む糖質を示す。単糖類の例は、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、エリスロース、トレオース、およびグリセルアルデヒドを含む。二糖類の例は、セロビオース、マルトース、ラクトース、ゲンチオビオース、およびスクロースを含む。オリゴ糖および/または多糖類の例は、セルロース、澱粉、アミラーゼ、アミラーゼ、アミロペクチン、およびグリコーゲンを含む。糖類は、アルドース糖類(すなわち、アルデヒド官能基を有する糖類)や、ケトース糖類(すなわち、ケトン官能基を有する糖類)である。糖類は還元糖(すなわち、トレンス試薬、ベネディクト液や、フェーリング試薬により酸化された糖類)であっても、非還元糖(すなわち、トレンス試薬、ベネディクト液や、フェーリング試薬により酸化されない糖類)であってもよい。糖類は環状(例、フラノース、ピラノース等)であっても、非環状であってもよい。糖類は、D体およびL体のいずれの鏡像異性体であってもよく、偏光をプラス方向およびマイナス方向のいずれに回動させてもよく、αアノマーであってもβアノマーであってもよい。]
[0015] 以下の明細書は、図面を参照して読む必要がある。異なる図面における類似の要素は同じ参照符号を付与される。図面は、必ずしも実物大の実施例を示すものではなく、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。]
[0016] 侵襲性のより低い心臓の診断および/または治療介入(すなわち、血管形成術)は、心臓のバイパス術等のより侵襲的な処置に代わる興味深く、効果的なものである。この侵襲性のより低い処置は通常血管系へアクセスさせる末梢の穿刺を含む(例えば、大腿静脈における)。好適なアクセスが得られると、処置は実施される。血管内処置に続いて、穿刺を閉鎖するための1つ以上の工程を実施することが必要である。この閉じる処置は損傷した部位に直接圧力を作用させる工程を含む。これに代えて、閉塞器具が血管系の開口部をシールするために使用されてもよい。]
[0017] 多数の異なる閉塞器具が、大腿動脈内への開口部を含む体腔の開口部を閉鎖するために設けられる。これらの器具は通常アンカーやバックストップ(backstop)と呼ばれる内側、すなわち血管内の要素、(通常コラーゲンから形成される)プラグと呼ばれる外側要素、およびアンカーをプラグに一体的に接続する繊維、すなわち縫合糸を含む。アンカーは約60乃至90日の期間にわたって分解する、比較的緩慢な分解性または吸収性を備えるポリマから通常形成される。多くの既存の器具がこの通常の設計を有し、これらの器具のうち少なくともいくつかは医療において商業的に成功している。]
[0018] 現在の閉塞器具は医療において商業的に成功しているが、器具の故障やその他の合併症の場合になお障害が存在する。例えば、アンカーが時期尚早にプラグから外れると、アンカーは血管系を下流に移動し、下肢に損傷を付与したり、望ましくないその他の合併症を惹き起こす。]
[0019] 図1はその他の閉塞器具の制限のいくつかを解決する、体の開口部12に位置される新規な閉塞器具10を示す。閉塞器具10はアンカー14、プラグ16、およびアンカー14をプラグ16に連結させる縫合糸18を備える。図示のように、器具10は体の開口部12に位置され、この例において、開口部12は、皮膚20を通して大腿動脈22内に至る開口部である。逆に、プラグ16は、大腿動脈22の外側に沿って位置される少なくとも一部分を有する。少なくともいくつかの実施例において、プラグ16は、皮膚20の直下にて終端する。別例において、プラグ16は皮膚20の外側または皮膚20上の位置にて終端する。図示の閉塞器具10は大腿動脈22内への開口部12を閉鎖するが、これは、閉塞器具10が体腔内への任意の好適な開口部を基本的に閉鎖することに使用することに限定することを意図したものではない。] 図1
[0020] 図2に示すように、アンカー14をプラグ16に容易に取り付けるべくアンカー14は縫合糸18が通過して延びる縫合糸開口部26を有する突出部24を更に備える。これにより、縫合糸18は滑車や引き結びと同様に位置されるため、縫合糸18は張引され、アンカー14をプラグ16に固定する。アンカー14の、プラグ16への取付は付加的に後述する。] 図2
[0021] プラグ16はコラーゲン等の好適な材料からなる。使用されるその他の好適な材料は、本発明の精神を逸脱しない限り、例えば凝血促進材料を含む。
公知のアンカーとは異なり、アンカー14は「迅速に分解する」ように設計される。図1にこの特徴は特に示され、アンカー14は、位置された後に比較的短時間にて分解または略分解することを示すべく破線にて示される。上述したことを示すために、迅速に分解とは、アンカー14が体腔内にて公知の通常観察される時間枠の60乃至90日と比較してより迅速に分解することを示すものといえる。さらに、迅速に分解とは、アンカー14が体腔内にて約30日以内に、約24時間以内に、約8時間以内に、3時間以内に、或いは約5分以内に分解することを示すものといえる。] 図1
[0022] 様々な設計が所望の分解速度を有するアンカー14を形成することに使用可能である。例えば、アンカー14は体腔にて(且つ/または生物環境に暴露される場合に)比較的迅速に分解する材料から形成される。好適な材料は、糖類(例、単糖類、二糖類、多糖類等)、ポリ酸無水物、ポリエステル(例えば、ポリグリコール酸、ポリラクチド−グリコリド等を含む)、澱粉、タンパク質等、これらの組み合わせや、その他の好適な材料を含む。実施例において、アンカー14はガラス状態に形成される多糖類を含む。]
[0023] この材料が体腔内にて分解する期間や、分解速度は通常材料の特性に基づき周知である。例えば、糖類は体腔内にて約1乃至30分以内、或いは約1乃至10分以内に分解する。ポリ酸無水物は、通常約1日ほどにて分解する。ポリエステルは約30日以内に分解する。さらに、分解時間は厚みに応じて変化する。例えば、コーティングとして使用される材料や比較的肉薄な層は、より短い時間にて分解する。付加的に、その他の添加物が分解を促進または遅延させるべくさらに付加されてもよい。例えば、ヒドロゲルや類似の材料が分解を促進すべく付加される。]
[0024] 所望の分解速度に基づき材料を選択することに付加的に、アンカー14はさらに変形に対して十分に堅固であり、且つ/または抵抗力を備えてもよく、これにより、縫合糸18によりプラグ16に連結される場合に外形を保持できる。このことは、例えば縫合糸開口部26に隣接する材料に、より堅固であり、且つ/または緩慢に分解するものを使用して、プラグ16およびアンカー14の間の一体的連結を所望の時間にわたって保持することを含む。]
[0025] 図3に示すように少なくともいくつかの実施例においてアンカー14は、単層にて形成されるか、或いは1つの一体的な材料から形成される。別例において、アンカー14は、複数(例、1、2、3、4、5、6以上)の層を含む。図4は例えば別例によるアンカー114を示すが、これはここで開示される別例によるアンカーに外形および機能が類似し、第1の層128aおよび第2の層128bを含む。同様に、図5Aは例えば別例によるアンカー214を示すが、これはここで開示される別例によるアンカーに外形および機能が類似し、第1の層228a、第2の層228b、および第3の層228cを含む。3層以上含む付加的なアンカーも使用される。] 図3 図4 図5A
[0026] 実施例において、上述したアンカー114または214にて形成される層は、相互に長手方向に沿って延びるように略均一な態様にて位置される。しかしながら、この態様に限定されるものではない。例えば図5Bは、アンカー214’を示すが、層228b’は層228a’の外側の部分に沿って位置され、層228c’は層228b’の外側の部分に沿って位置される。この構造体を使用することにより、アンカー214’の様々な層が縫合糸開口部226’の方向に向かって分解する。] 図5B
[0027] アンカー214’が上記図面(図5Aを含む)における断面に対して横断方向にて得られる断面図に示されるため、図5Bは、アンカー214や、類似のその他のアンカーにおいて使用される層の構造体を示す。図5Bに示す実施例において、層228a’および228b’および228c’は、相互の外側の頂面に位置されるが、より内側に位置される層を十分に包囲するものではないものといえる。しかしながら、これは、使用されるその他のアンカーを、連続層がより内側に位置される層を十分に包囲するものであると限定することを意図したものではない。] 図5A 図5B
[0028] 図6乃至8はここで開示されるその他のアンカーと外形および機能が類似する付加的な例によるアンカーを示す。しかしながら、これらの図に示されるアンカーは、比較的肉薄な外側コーティングや、層を含む。図6は、例えば、コーティング330によりコーティングされた材料328の層を含むアンカー314を示す。図7は、同様に、層428aおよび428b、ならびにコーティング430を含むアンカー414を示す。図8は、層528aおよび528bおよび528c、ならびにコーティング530を含むアンカー514を示す。異なる数の層、および/または1つ以上の付加的なコーティングを含む付加的なアンカーが使用されてもよい。] 図6 図7 図8
[0029] 上述したコーティングはここで開示される材料やその他の好適な材料であってもよい。例えば、コーティングはポリ(グリコール乳)酸(poly(glycolic lactic) acid)系の材料や、その他の分解可能なポリエステルを含む。実施例において、コーティングは覆われる層の材料と比較していくらか緩慢な速度にて分解する材料を含んでもよい。しかしながら、肉薄であることにより、下方に位置される層と比較して、若干緩慢であるのみか、同じ速度であるか、或いはより高い速度にて最終的に分解してもよい。]
[0030] 実施例において、異なる数および/または構造体の層および/またはコーティングを含むアンカーは、少なくともいくつかの層および/またはコーティングに対して異なる材料を使用してもよい。これらの材料は、体腔内において異なる速度にて分解する材料を含んでもよい。これらの材料を組み合わせることにより、これらのアンカーは体腔内にて所望の分解速度を有することができる。例えば、開示され、使用されるアンカーは、2つ以上の異なる材料、3つ以上の異なる材料、4つ以上の異なる材料、5つ以上の異なる材料、或いは6つ以上の異なる材料等を使用してもよい。いくつかの実施例において、アンカーは同じ材料から形成される複数の層および/またはコーティングを有してもよい。さらに、これらの実施例には、異なる材料から形成される付加的な層および/またはコーティングが含まれる。]
[0031] 層および/またはコーティングの上記構造体を念頭において、上述したアンカーはいずれも所望の分解時間(および/または速度)を有するように構成されてもよい。例えば、実施例において、1つの層を含むアンカーは所望の分解時間を有する材料を含んでもよい。これに代えて、通常高い分解速度を有する1つの材料はより低い分解性を備える材料と混合されてもよい。これにより、所望の迅速な分解時間を有するが、1つの一体的な材料のみと比較してより長い時間にわたって分解する混合物が得られる。例えば、例によるアンカーはタンパク質と混合された糖類、澱粉等、これらの組み合わせ、或いはその他の好適な材料を含んでもよい。]
[0032] 図9は、閉塞器具610を搬送するシステム632を示す。閉塞器具610は、外形および機能がここで開示され使用される閉塞器具および/またはそれらの組み合わせと類似する。例えば、閉塞器具610はアンカー614、プラグ616、および縫合糸618を含む。システム632は、器具610を保持するためのシース634を含む。押圧部材は、例えばプラグ616に隣接するシース634に位置される。システム610はさらにハンドル638を備える。ハンドル638は、スライダ640(アンカー614に連結されアンカー614の位置の制御を補助する)等の1つ以上の制御部材、駆動コードすなわち部材642(張引されるとシース634の他縫合糸618の帯および/または結び目も後退させる)、および可視的表示器644(システム632に作用する圧力を示す)を備える。ハンドル638はさらに多数の異なるおよび/またはこれに代わる構造的特徴を備えてもよい。] 図9
[0033] 図10は、皮膚20を通して大腿動脈22内に延びる案内シース646内に位置されるシステム632を示す。すなわち、いくつかの実施例におけるシステム632は、シース646等の公知の案内シースと組み合わせて使用される。このことは、付加的なツールおよび/または構造体を要することなくシステム632が使用できるため好適である。これに代えて、システム632は、案内シース646を取り払った後に位置されてもよい。これらは、通常閉鎖筋および/また拡張筋の使用を含む。] 図10
[0034] システム632は、閉鎖器具610が前進することによりシース634を退出し大腿動脈22内に進入する位置までシース646を通して前進される。図10に、アンカー614は、その長手方向の軸がシース634の長手方向軸に並べられるように位置されることを示す。シース634から退出した後に、アンカー614はアンカー614の長手方向軸がシース634の長手方向軸に対して通常直交するように移動するか傾斜する。傾斜は多数の様々な態様によりなされてもよい。例えば、縫合糸618は、縫合糸618がアンカー614を傾斜させるべく張引されるように滑車状に構成されるか、或いは位置される。滑車状の構造体は公知の技術において使用されるように、縫合糸開口部および/または突出部(例、図3に示す突出部24および開口部26を参照のこと)を含むアンカー614の部分の周囲の、1つ以上の巻きの縫合糸618を備える。] 図10 図3
[0035] 好適に位置されたアンカー614により、シース634および/または案内部646は、大腿動脈22から基端側に引き抜かれ、これによりアンカー614は所望の位置に配置される。図11は、アンカー614が大腿動脈22の開口部に隣接する位置に戻されるシステム632を示す。簡潔に示すべく、皮膚20および案内シース646は図示しない。工程のこの時点において案内シース646は取り払われていても、取り払われていなくてもよい。図12に示すように、この時点において、押圧ロッド636は、プラグ616を下方に押圧し変形すべく先端側に前進される。そうすることにより、圧力が、アンカー614の他プラグ616の複数の開口部(すなわち、開口部646aおよび646b)も通過する縫合糸618にも作用される。これらによりアンカー614はプラグ616と一体的に張引され、アンカー614はプラグ616に固定されるようになる。この固定は縫合糸618およびアンカー614の間の滑車状の構造体により容易になされる。図13に示すように、好適に構成されると、システム632は(図示のように例えば皮膚の線の直下にて切断される縫合糸618とともに)閉塞器具610を残したまま取り払われる。図14に示すように、最終的に、アンカー614は迅速に分解するためアンカー614はプラグ616を残したまま分解する。] 図11 図12 図13 図14
[0036] 図15はここで開示されるその他のアンカーと外形および機能が類似する別例によるアンカー714を示す。例えば、アンカー714は迅速に分解する。付加的に、アンカー714は傾斜した端部748、ならびにその中央部に沿って溝、すなわちチャネル750を含む。アンカー714は、この構造体を備えることにより、アンカー714を目的の部位に単純に搬送するシース(すなわち、シース634)内にて折り畳み可能である。例えば、アンカー714は、搬送シースおよび/または案内シースに容易に嵌入するように嵩が低くなるように折り畳み可能である。] 図15
[0037] 本明細書は多くの点において例示に過ぎないものといえる。本発明の範囲を逸脱しない限り、特に形状、寸法、および工程の順番は、詳細に変更が可能である。本発明の範囲は、添付の請求の範囲に開示される記載に定義されるものといえる。]
权利要求:

請求項1
少なくともその一部が体腔の外側表面に隣接して位置されるプラグと、体腔内にて約30日以内に分解し、その一部が体腔内に位置される迅速に分解するアンカーと、該プラグをアンカーに接続する縫合糸とを備えることを特徴とする体腔の開口部を閉鎖するための閉塞器具。
請求項2
前記プラグはコラーゲンを含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項3
前記迅速に分解するアンカーは糖類を含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項4
前記迅速に分解するアンカーは単糖類を含むことを特徴とする請求項3に記載の閉塞器具。
請求項5
前記迅速に分解するアンカーは二糖類を含むことを特徴とする請求項3に記載の閉塞器具。
請求項6
前記迅速に分解するアンカーは多糖類を含むことを特徴とする請求項3に記載の閉塞器具。
請求項7
前記迅速に分解するアンカーはポリ酸無水物を含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項8
前記迅速に分解するアンカーはポリエステルを含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項9
前記迅速に分解するアンカーは澱粉を含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項10
前記迅速に分解するアンカーはタンパク質を含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項11
前記迅速に分解するアンカーは複数の層を含むことを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項12
前記迅速に分解するアンカーは2つの層を含むことを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項13
前記迅速に分解するアンカーは3つの層を含むことを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項14
前記迅速に分解するアンカーは4つの層を含むことを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項15
前記複数の層のうち少なくとも1つは肉薄な外側コーティングを含むことを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項16
前記複数の層のうち少なくともいくつかは異なる材料から形成されることを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項17
前記複数の層は少なくとも2つの異なる材料から形成されることを特徴とする請求項16に記載の閉塞器具。
請求項18
前記複数の層は少なくとも3つの異なる材料から形成されることを特徴とする請求項16に記載の閉塞器具。
請求項19
前記複数の層は少なくとも4つの異なる材料から形成されることを特徴とする請求項16に記載の閉塞器具。
請求項20
前記複数の層のうち少なくともいくつかは、体腔内にて異なる速度にてそれぞれ分解する複数の材料を含むことを特徴とする請求項11に記載の閉塞器具。
請求項21
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約24時間以内に分解することを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項22
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約8時間以内に分解することを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項23
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約3時間以内に分解することを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項24
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約5分以内に分解することを特徴とする請求項1に記載の閉塞器具。
請求項25
シースと、プラグ、迅速に分解するアンカー、およびプラグをアンカーに連結させる縫合糸を含みシースに位置される閉塞器具と、迅速に分解するアンカーは体腔内にて約24時間以内に分解することと、閉塞器具に隣接するシースに位置される押圧部材とを備え、同押圧部材は閉塞器具を前進させることによりシースから退出させることとを特徴とする、体腔の開口部を閉鎖すべく開口部に閉塞器具を搬送するシステム。
請求項26
前記押圧部材を移動させる駆動ハンドルを更に備えることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項27
前記押圧部材を移動させる手段を更に備えることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項28
案内部を更に備え、前記シースは案内部内に位置されることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項29
前記プラグはコラーゲンを含むことを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項30
前記迅速に分解するアンカーは、糖類、ポリ酸無水物、ポリエステル、澱粉、タンパク質や、これらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項31
前記迅速に分解するアンカーは複数の層を含むことを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項32
前記複数の層のうち少なくとも1つは肉薄な外側コーティングを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
請求項33
前記複数の層のうち少なくともいくつかは異なる材料から形成されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
請求項34
前記複数の層のうち少なくともいくつかは、体腔内にて異なる速度にてそれぞれ分解する複数の材料を含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
請求項35
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約24時間以内に分解することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項36
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約8時間以内に分解することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項37
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約3時間以内に分解することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
請求項38
前記迅速に分解するアンカーは、体腔内にて約5分以内に分解することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
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同族专利:
公开号 | 公开日
WO2009108750A1|2009-09-03|
EP2254481A1|2010-12-01|
US20090216267A1|2009-08-27|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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